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シミを消すには化粧品の成分選びが大切です!

シミは長年の肌へのダメージが蓄積してできるものです。そんなシミを消すにはドラッグストアで安売りをしている化粧品でのケアだと途方もない時間がかかってしまう可能性があります。

肌へのダメージは外部からの刺激と内部からの影響の2つの種類があり、シミができる原因は様々ですが消す方法はどちらも同じです。
ここでは紫外線などの外部からのダメージでできたシミや、妊娠・出産などのホルモンバランスの変化からできたシミを効果的に消すことができる美白化粧品を紹介します。

頑固なシミはなかなか消えない!何でシミはすぐに消えないの?

紫外線や摩擦によって肌に刺激が加わると、肌を守る為にメラノサイトという細胞がシミの原因であるメラニン色素を生成します。通常ならできたメラニン色素は肌の代謝(ターンオーバー)によって肌の表面に追いやられ、最終的には垢となって体外に排出されます。

肌の代謝がスムーズに行われなくなるとシミの原因であるメラニン色素は肌の奥にある真皮や表面に色素沈着を起こし、体外に排出されにくくなります。体外に排出されない原因は加齢による肌の老化だったり乾燥だったりと理由は様々です。
皮膚の表面にある細胞は30代を超えると40日を越えた日数を過ぎないと体外に排出されることはありません。このターンオーバーの周期は40代になると55日。50代になると75日とどんどん遅くなっていきます。正常なターンオーバーでシミを消そうとすると途方もない時間がかかってしまうのです。

シミの主な原因になり得る症状は肌の真皮に色素沈着が起こってしまうことです。
真皮のターンオーバーの周期は通常の肌のターンオーバーの期間よりもはるかに長く、20代でも6年かかるといわれています。
シミがすぐ消えないのは、肌からすぐにメラニン色素が排出されないからです。

でも安心してください。メラニン色素を排出しなくてもシミを消す方法があります。

メラニンを排出できないなら肌の中でシミを消せばいい!

正常にターンオーバーが行われている方は、シミのできた部分に新たなメラニン色素を発生させなければシミを消すことができます。
しかし、頑固なシミで悩んでいる方はそんな悠長なことを行っている暇はありません。一刻も早く沈着しているメラニン色素の対策を打たないとどんどんシミが濃くなってしまいます。

メラニン色素に直接働く美白成分として有名なのは「ハイドロキノン」という成分です。
この成分はとても刺激が強く、肌全体に使うことはありません。シミの濃い部分にピンポイントのケアにつかう美白成分となっています。

ハイドロキノンの効果は【還元作用】です。※還元作用とは酸化した物質を酸化する前に戻す効果のことを言います。
色素沈着を起こしたメラニン色素は酸化することで黒化します。ハイドロキノンは酸化して黒くなったメラニン色素がしみの色を作り出しているので、メラニンを酸化する前の状態に戻してシミを治していく成分となっているのです。

ハイドロキノンは刺激が強い為誰でも使えるものではありませんでした。しかし、近年刺激をほぼなくした安定型ハイドロキノンというハイドロキノンが開発され、誰でも手軽にシミを治すことができるようになりました。

低刺激のハイドロキノン。どの化粧品に入ってるの?

対刺激のハイドロキノンは、公の機関が発表したものではありません。各化粧品会社が独自に開発した成分です。
※安全性に不安を持つ方もいるかもしれませんが、カネボウの白斑問題が発覚した後、化粧品会社は新成分に対しての検査基準をこの上ないほど厳しくしました。なので、肌トラブルへの配慮は以前と比べ物にならないほど高まったので安心して使用できます。

新型のハイドロキノンを配合しているシミ消し化粧品は有名どころで3種類あります。

・アンプルール
有名人の多くの方が愛用している新安定型ハイドロキノンが入っている化粧品です。
現在販売されている安定型ハイドロキノンの中で最も安全性に期待ができる化粧品で、安全性を確立しつつその効果はどの化粧品よりも期待が持てるという優れものです。
成分が不安定で肌への刺激が心配されたハイドロキノンを皮膚科医のドクター監修でしっかりと安定させ操作することに成功した化粧品です。

・ビーグレン
ハイドロキノンを他の成分と融合させて作られたQ(HQ) QuSomeR化ハイドロキノンを使用しているハイドロキノン化粧品です。アンプルールと比べるとハイドロキノンの配合量が少ない為、刺激の心配は少ないかもしれませんが効果はアンプルールの方が期待できます。

・オバジ
ロート製薬から販売されているオバジです。海外ではハイドロキノン化粧品で美白を行うことが一般的で、アメリカオバジ商品を日本人の肌に改良して開発されたハイドロキノン化粧品です。海外ではハイドロキノンとトレチノインを併用して用いることがメジャーで、美白効果に定評がありますが、日本人の肌にはハイドロキノンとトレチノインのあわせ技は刺激が強く、ハイドロキノンのみの使用となります。成分の安定性は他の2つの化粧品と比べると確証がもてるところがありません。

この中でも一押しはアンプルール。
ハイドロキノン配合量がこの中で最も多く(オバジも同量)で2.5%配合されています。安全性が確率されている状態でのこのハイドロキノン配合量は肌トラブルの心配無しにシミ消し効果が期待できます。


産後にシミが増えるのは何故?産後のシミにも美白化粧品が効くわけ

産後のシミの原因には2つの女性ホルモンが関係しています。ひとつは黄体ホルモン、もうひとつは卵胞ホルモン。

妊娠中は普段の体ではありえない、「黄体ホルモン優位」の状態が続きます。このホルモンバランスの崩れが産後にシミが増える原因です。
※ホルモンバランスによる、シミ増加の詳しい説明はこちらのページで紹介しています。
⇒産後の美白ケア方法

産後のシミの特徴

産後のシミは紫外線によってできたものではありません。どちらかというと肝斑に近く、体を外部からの刺激から守る為に作るしみとは違い、自然に消えてなくなる人もいます。しかし、出産後育児に追われて、生活習慣の乱れが回復しないと、シミがなかなか消えないという事もありえるのです。

自然な形でこのシミを無くすには、体のホルモンバランスを正常に戻して、黄体ホルモンの生成量を減らす方法がおすすめです。

しかし、ホルモンバランスの乱れはすぐに治すことは出来ません。そんな時におすすめなのが美白化粧品を使って、シミの原因を作り出すメラノサイト(メラニン色素を作り出す色素細胞)の働きを抑制する方法です。

産後のシミに美白化粧品は効果絶大!

産後のシミにも美白化粧品は効果的です。産後のシミに有効な美白化粧品に含まれている美白成分は、メラノサイトの活動を抑制する為の成分となっています。

その為、美白化粧品を使ったスキンケアを行うことで今後のシミ増加のリスクを無くすことができます。
産後の肌は日に日に正常な状態にする為にターンオーバー(肌代謝)を繰り返していき、シミのできた細胞を外に排出してくれます。なので、シミ消し専用のスポットケア化粧品を使わなくてもシミはどんどん薄くなり、最終的に消すことも可能です。

特にシミの気になるところにはシミの原因であるメラニン色素に直接働きかけるハイドロキノン等の成分が有効です。しかし、この成分は肌に対してとても強い刺激となってしまうので、産後すぐに使うことはお勧めできません。肌の整っていない状態でスポットケアの為に使う場合には、産後2ヶ月以上経ってからの使用がおすすめです。

産後のシミを消すための注意点

産後のシミはほとんどの方に出来るものです。
その多くは時間をかければ自然となくなっていきます。
自分だけの悩みといって、回復しきっていない体や肌に無茶なケアを行ってしまうと、その刺激によってシミが色濃く定着してしまうことも考えられるのです。

まずは簡単に出来る「紫外線対策」と「メラニン生成を抑制」というところから徐々にシミをなくして行きましょう。
大丈夫です。あなたのシミはなくなりますよ。